2025.3.2  卒園児祝福礼拝 開会 10:30 降誕節第10主日(奇跡を行うキリスト)

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◎できるだけ10時30分に、難しい方はご都合のつく時間に守ってください。


黙祷   
讃詠 「ひとりひとりの名を呼んで」(裏面)
主の祈り 
賛美   470「 やさしい目が」
聖書   ヨハネによる福音書 第15章5節(新約聖書198頁)
5 わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。

説教         <つながって実を結ぶ>       牧師 木谷  誠
本日の聖書にはぶどうの木が出てきます。最近はもっぱらいちご狩りに行っていますが、以前年長のお友達とぶどう狩りに行ったことがありました。その頃の行き先はいつも丹原でした。今治市のお隣の丹原はぶどう、いちご、柿など果物がとても豊かな土地ですね。いちご狩り、ぶどう狩り、どちらもとても楽しいのですが、ぶどう狩りの方が大変でした。なぜかというといちごには子どもの手が届くのですが、ぶどうは高いところにあって子どもの手では、届きません。それで教師が子どもを抱き上げてぶどうを取れるようにしなければなりません。これが大変でした。だんだん腕が疲れてくるのです。翌日は筋肉痛になってしまいそうでした。ぶどう園で見るぶどうはとても綺麗です。それからぶどう狩りでその場で食べるぶどうはとても美味しくて冷蔵庫や水で冷やす必要がありません。子どもたちもとても喜んでくれて、楽しい思い出です。
イエス・キリストの時代もぶどう酒はありました。今日のように聖書にも出てきます。ぶどうだけでなく、他の果物も皆同じですが、木の幹とつながった枝が実を結びます。つながりが切れると実りません。豊かに実を結ぶためにはつながりが大切なのです。
これは私たち人間にも当てはまる大切な事柄です。人はつながりの中で、交わりの中で育ち、豊かに実を結ぶのです。当然、子どもたちも同じです。子どもたちも、家族や友達、教師とつながり、交わる中で豊かに育ち、成長し、実を結ぶ、すなわち成長していくのです。そのようなつながりの中で愛情や必要な支援を受け、また自分も愛情を返していきます。そのようなつながりと交わりの中で個性豊かに成長していくのです。
このつながりが切れてしまうと実を結ぶことはできません。枝と幹とのつながりが切れると、枝が枯れてしまうことと似ています。さらに聖書はイエス・キリストとのつながり(交わり)、神とのつながり(交わり)は、人が豊かに成長し、実を結ぶために不可欠であると言っています。人とのつながりも大切ですが、人を超えた大いなる存在である神とのつながりも大切です。この神に守られている安心感、感謝が人とのつながりを大切に受け止める基礎となるのです。イエス・キリストは「わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。」(ヨハネによる福音書15章4節)と言われました。そのつながりを作るためにイエス・キリストは十字架にかかって命を捧げてくださったのでした。私たちの幼稚園は、子どもたちに対して礼拝を中心とした幼稚園の生活で、聖書のお話を聞き、聖句を覚え、一緒にお祈りすることを通して、子どもたちと神(イエス・キリスト)とのつながりを作ってきました。これからも子どもたちが神に感謝して、お友達や先生、ご家族、多くの人とつながり、交わる中で豊かに育ち、それぞれの個性を発揮して、実を結んでいくことでしょう。心からお祈りしています。
賛美 484「主われを愛す」(口語訳)
献金(ご都合の良い時に教会にお捧げください)
頌栄   91「神の恵みゆたかに受け」
黙祷
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