2023年5月28日 聖霊降臨節第1主日(ペンテコステ)礼拝 (聖霊の賜物)

【家庭礼拝の手引き】
日本キリスト教団 今治教会
聖霊降臨節第1主日(ペンテコステ)礼拝
(聖霊の賜物) 2023.5.28開会 10:15
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◎できるだけ10時15分に、難しい方はご都合のつく時間に守ってください。

黙祷     

讃詠 14「たたえよ、王なるわれらの神を」

主の祈り 

賛美 209「めさめよ、こころよ」

聖書 使徒言行録 第2章1-11節(新約聖書214頁)
1 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、2 突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。3 そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。4 すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
5 さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、6 この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。7 人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。8 どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。9 わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、10 フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、11 ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」

賛美 346「来たれ聖霊よ」
説教 <心に火を灯す>        牧師 木谷 誠
見直しましょう、「空気」のありがたさ
本日は、聖霊降臨日、ペンテコステの礼拝です。「皆様、おめでとうございます。」
といってもなんだかピンと来ないのではありませんか。実は、わたしがそうでした。クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うということでわかりやすい。イースターは「キリストの復活」、これも少し不思議ですが、聖書にお話が書いてありますから、まだなんとなくわかります。ペンテコステになると全然わからなかったです。
聖霊降臨日、ペンテコステは、大切な祝いの日として教会は大切にしてきました。その意義は一体なんなのでしょうか?
「聖霊」の「聖」は「神様の」という意味です。「霊」は「目に見えない力、または働き」という意味です。合わせると「聖霊」は「神様の目に見えない力、または働き」という意味になります。
この聖霊は、昇天されたイエス・キリストに代わって、天から降った「神からの目に見えない力」です。この力が弟子たちに働いて、神様の愛を注ぎ、弟子たちを慰め励まし、導きました。イエスを失って恐れていた弟子たちは、聖霊によって励まされ、イエス・キリストこそ救い主であると信じて、人々に伝え始めました。聖霊はたくさんの人々の心に働きかけて、イエス・キリストを信じる人々が次第に増え、教会(信じる人たちの集まり)が誕生しました。その祝いの祭りが聖霊降臨日です。また「ペンテコステ」とは「五十番目の日」という意味もあります。この聖霊降臨の出来事がキリストの復活の日から50日目に起こったのでそう呼ばれています。
この「聖霊」は「空気」と似ています。私たちの生活では空気のありがたみを感じることはないでしょう。空気があることは当たり前だと思っています。しかし、空気がなければ、私たちは生きることができません。聖霊も同じです。空気と同じように、当たり前のようにあって、私たちの信仰者としての命を支えているのです。聖霊のことがピンと来ないのは空気のありがたみがピンと来ないのと似ているのです。
この聖霊は、今も生き生きと働いています。この聖霊によって、私たちは、地上のどこにいても、神様の愛を、慰めを、助けを、導きをいただくことができるのです。この聖霊によって、あたかも空気を吸って生きることができるように、私たちは豊かに生かされ、養われているのです。
そのように考えていきますと、聖霊ほど、今を生きる私たちにとって、大切な働きはありません。この聖霊が与えられたことを心から感謝し、聖霊を常に祈り求めて歩んでまいりましょう
賛美 347「たたえよ、聖霊を」
献金(ご都合の良い時に教会にお捧げください)
頌栄   90「主よ、来たり、祝したまえ」
黙祷
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