2023年5月21日 復活節第7主日礼拝 (キリストの昇天)

【家庭礼拝の手引き】
日本キリスト教団 今治教会
復活節第7主日礼拝 (キリストの昇天)
2023.5.21開会 10:15
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◎できるだけ10時15分に、難しい方はご都合のつく時間に守ってください。

黙祷     

讃詠 14「たたえよ、王なるわれらの神を」

主の祈り 

賛美 208「主なる神よ、夜は去りぬ」

聖書 マタイによる福音書第28章16-20節(新約聖書60頁)
- 弟子たちを派遣する
16 さて、十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。17 そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。
18 イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。19 だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、20 あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

賛美 58「み言葉をください」








説教 <いつもあなた方と共に>  牧師 木谷 誠
信じる者も疑う者も「あなた方」
本日は来週のペンテコステ前に、イエス・キリストの昇天を覚える礼拝です。救い主としてなすべきことを全てなし、天へと帰られたイエス・キリストをほめたたえ、来週のペンテコステに備える礼拝です。
本日の聖書には思い出があります。子どもの頃、牧師さんから新約聖書をいただき、うれしくて読み始めたのですが、最初のマタイによる福音書の系図で挫折しました。それからも悪戦苦闘し、やっとマタイによる福音書を読み終わりました。今日の聖書の言葉「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」に辿り着いたのです。その時、子ども心に「なんだか嬉しい」と思ったことを覚えています。私の人生で最初に心に響いた聖書の言葉です。
復活のイエス・キリストは弟子たちに約束したとおり、ガリラヤの山で弟子たちと出会いました。弟子たちの中にはイエスが復活されたことを疑う者がいました。弟子たちの不信仰、頑なさ、弱さが現れています。復活のイエスを見ても信じないのです。弟子たちの中には「見ても信じない」者がいたのです。
「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。19 だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、20 あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。
復活のイエスは死に打ち勝たれた方、全世界の主です。そのイエスが不信仰と弱さを持った弟子たちを大切な伝道の務めに派遣します。イエスは弟子たちの不信仰も弱さも全てご存じでした。その上で大切なつとめを委ねられたのです。派遣された者の責任は派遣した者が持ちます。それが「任命責任」です。弟子たちの務めの責任はイエスが持ってくださいます。そればかりか弟子たちに寄り添って指導してくださるのです。励ましてくださるのです。
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
復活のイエスは、弟子たちの歩みを祝福されます。この「あなたがた」は弟子たちのことです。信じる者も疑う者もいました。復活のイエスはそのどちらともいつも共にいてくださると約束してくださっているのです。「あなた方」の中には「信じる者」だけでなく、「疑う者(信じない者)」も含まれているのです。
私たち、どうでしょう?信じている時も信じきれないで疑ってしまう時もあるでしょう。どちらの時でもイエスは共にいてくださいます。この復活のイエスの祝福の約束に感謝し、私たちもイエスから委ねられたつとめを担って歩んでまいりましょう。

賛美 337「たたえよ、この日」
献金(ご都合の良い時に教会にお捧げください)
頌栄   90「主よ、来たり、祝したまえ」
黙祷
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